BERLIN−2

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ベルリンで一番いってみたかった「BAUHAUS」のミュージアム、いい刺激受けました。

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残念ながらミュージアム内は写真撮影不可、上の3枚はミュージアムでの写真、下は左からバウハウス・デッサウ校、1929年のバルセロナ万国博覧会に建設されドイツ館のバルセロナ・パビリオン、そしてウィーンで宿泊したホテル。

BAUHAUSは1919年に出来た美術と建築に関する総合的な教育を行った学校で、合理主義的・機能主義的なデザインや建築に大きな影響を与えています。無駄な装飾の無い機能美の追求。自分も高校時代は建築科で建築を勉強してましたが、明らかに好きなのはこの頃のバウハウスが提案していた建築です。自分のイメージでは面で構成された無駄の無いデザインなのにカッコイイ感じ。ドイツやウイーンにも集合住宅には特にこの頃の影響を受けた建物がたくさんありました。右下の写真はウイーンで宿泊した庶民的ホテルだけど、食堂から撮ったこの建物は明らかにバウハウスの提案していた、機能美の集合住宅そのものでした。

話変わって、自分は洋服の企画をしていますが、俺がデザインする行為はやっぱり装飾するのではなくて、機能美の追求なんだと思う。洋服のデザインでも当然いろんな分野があるけれど、俺には装飾的なデザインは出来ないし、独創的なデザインも出来ない、あくまでも機能美を追求した上での最低限のデザイン。無駄なデザインや装飾をしないでいかにオリジナリティーを出せるのかを考える作業。さらにコストを抑えての量産性や、性別や年齢を越えた普及的なデザインを生み出そうとしている点でも、この頃バウハウスが目指していた理念と重なります。ミュージアムでは当時の授業内容や作品が紹介されてますが、色の使い方や造形美の授業、受けてみたかったなと感じました。

そしてその3代目の校長先生ミース・ファン・デル・ローエさんが残した言葉、「Less is more」が刺激的ですよ。「より少ないことはより豊かなこと」という意味です。過剰を否定しているわけです。過剰で無駄なデザインを否定して言った言葉ですが、今95%をそぎ落とした「STUDIO ORIBE の定番達」はたった5品番です、「より少ないことはより豊かなこと。」我々のためにあるような言葉でしょ!

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「バウハウス的集合住宅」と「オリベの8ポケ」と「オリベの定番のこと」どこか似ている。
そしてもちろん今日も引き続き、『オリベの定番のこと』+『カタログ』全国に発送中です。
希望の方は、郵便番号・住所・氏名を明記の上、メールください。もちろん無料です。
oribe@studio-oribe.com

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