「LIFE」気付けばみんな履いてる時もあったり。
代々木公園近くのイタリアンレストラン『LIFE』のスタッフは、リブパンツ率がとても高い。もともとは料理長が履きだしたのをきっかけに広まり「気付けばみんな履いてる時もあったり」。厨房内は暑く、よくパンツの裾をヒザまでまくり上げるのだが「これはひもがついているので便利。あとおしりのポケットが大きくてマチがあるんで、汗をふくタオルとかを突っ込んでおくのに、ちょうどいいんです」。
相場正一郎(左から2番目)他スタッフのみなさんリブパンツ
「SHIPS」ずっと今っぽいというか、新しい501的な感じ。
ブランド発足当時よりずっとレギュラーで扱っている『SHIPS』。「最初は8ポケットパンツを手に取る人が多いですね。ここまで細くてポケットが小さいカーゴって古着で探してもないですから」。曰く、定番品の中でもこれはもっともデザインが特徴的だという。「ずっと今っぽいっていうか。形は同じで安心感はあるけど、時代に沿って少しずつかえてるでしょ。501も股上の深さを微妙に変えてるのと一緒で、新しい定番ですね。
SHIPS 池袋パルコ店 飯沼剛さん/8ポケットパンツ
塩谷 雅芳/ストレッチGジャン、Lポケットパンツ
鈴木 輝永/リブパンツ
DIRECTION,TEXT / YAMAMURA Mituharu(BOOKLUCK) http://bookluck.jp/
ART DIRECTION,DESIGN / HADA Izumi http://www.ne.jp/asahi/mame/niwa/
PHOTOGRAPH / IBATA Hiroyuki http://www.ibatahiroyuki.com/
オリベの定番にかける気持ちを伝えるために、冊子を作りたいという俺の気持ちに、たくさんの人が協力してくれて、この『オリベの定番のこと』が出来上がりました。
今は、あらゆる物が氾濫し過ぎていて、新しく生み出した物が、すぐにセールになってしまったり、たった1シーズン数ヶ月で旧品になってしまう、悲しい現実です。作り出した人も、それがいいと思って仕入れてお店に並べた人も、その商品の良さを本当に理解する前に、伝える努力をする前に、安易に安売りに走ってしまいます。
スタジオオリベというブランドは、新しい物を作るのを止めました。我々自身がオリベの定番の良さを見直し、定番の良さを伝える旅に出ています。そして何よりも作り続ける限り、現行品だし、供給し続ける限り、サイズ切れもなく、良さを伝える努力も無駄になりません。買ってくれたお客様がまた買いに来てくれた時、またそこにある安心感。ちょっといいチャレンジです。
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