BERLIN−3

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街ではBAUHAUSの次に楽しみなガラクタ屋さん廻りと、蚤の市のはしごでございます。

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ベルリンは思いっきり寒くて、いつも鼻水ズルズル、写真を見ると顔もボロボロただのオジさんだけど、根っからの古い物好きなもんで鼻の下がガビガビになっても気にせず前進あるのみ、くだらないガラクタを見つけてはホクソ笑うわけです。

1985年10月10日体育の日、新潟東堀通りで「JAMES」を立ち上げた時、JAMESは古着屋。店を出す3ヶ月前までは新潟の建設会社で現場監督してたもんで、洋服屋の経験ゼロ、LEVI’Sの相場すら知らなかった俺、最初は東京の古着屋さんから商品を分けてもらって店を始めましたが、縁あってロンドンでガラクタ集めをして生計を立ててる人と知り合い、「来てみりゃいいじゃん」的な言葉にホイホイ乗っかって、有りったけの現金持って一人初海外。初めて見る外国がロンドン、おもいっきり刺激的だったし、当時のカムデンあたりに集まる連中は、おもいっきりオシャレで、お金もないから当然ブランドものなんか着てないし、イギリスの古着はアメリカ物と違って、型にはまってない、変な相場も無い。一人一人の個性とセンスでオシャレしてるワケで、仕入れも集める人のセンス次第、楽しかった。あとその頃はまだ30年代40年代のスーツなんか集めて売ったりしてたけど、クラッシックや洋服の歴史を知るいい勉強にもなったし、その後テーラードの勉強をするキッカケにもなったから、当時のイギリス・ロンドンが自分のルーツ。

今のJAMESは古着屋では無いし、イギリスには行かなくなっちゃたけど、今も変わらないのはブランドや人が決めた価値観にはあんまり興味は無くて、流行物にはとんとウトイ。そして時代を越えて来たちょと古いものが好きなこと。新しい店廻りをしても、今は東京も大阪もパリもミラノも、大都市はあんまり変わり映えしなくなっちゃて、そういった意味では今、日本も地方の方が個性のある店があるし、海外もベルリンやウィーンあたりがチョト気になります。そして街廻りも新品屋さんよりどうしてもガラクタ屋さんやマーケットに足が向いちゃいます。

上の写真は俺が何か買った店や兄さん達、最近のロンドン・パリあたりの蚤の市やマーケットは、観光地化しちゃってナカナカいい物も無いし、こおいうオシャレな兄さん達もいなくなりました。ベルリンはまだまだ新鮮です。

こんな不景気な時代だし、そうでなくともこれからは、消費者のみなさんも今までのように、流行や雑誌に踊らされるのではなくて、自分の価値観や気持ちよさを大切にするようになると思う。そんな価値観の中で選ばれる商品、時代を超えられる商品を提案していきたいし、支持してもらえるブランドになれるよう「STUDIO ORIBE」 頑張ります。

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今日も引き続き、『オリベの定番のこと』+『カタログ』全国に発送中です。
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oribe@studio-oribe.com

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