モノつくりtrip_4
引き続き岡山trip |
trip_3でも書きました、今回の過密スケジュールでもう一つ思うことです。 行く先々で、後継者の話がよく出ました。「若い子がいない」「若い子が続かない」「自分の子供には継がせたくない」いろいろな表現で、『後継者がいない』という内容のお話を聞きました。 私の祖父は昔、青梅夜具地(おうめやぐじ)の染色職人でした。手が荒れて、祖母がいつもクリームを塗ってあげていたと聞いたことがあります。楽な仕事はないと思いますが、そういうことじゃなくて、機織りとか染色とか縫製ってその場の大変そうなイメージが先行して、作っているモノのすごさが伝わりにくいんだと思います。それは、消費者との間にいる我々メーカーの責任でもあると思います。ファストファッションを否定するつもりはありませんが、現状をシンプルに考えると、いつかこういった素晴らしい技術が無くなってしまうと思います。 モノを作るには時間がかかります。そこには例えば「マニュアルのない機械を動かす技術を習得する時間」も含まれます。そういう時間も伝えられるような、服作り・PR・接客をしていきたいです。 原島 |